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日曜日は、午後から自宅に戻り、のんびりと過ごしました。

母が一人になることに不安を感じている以上に、

母を一人にするのが心配でたまらなかった私。


だって振り返ってみれば、10日前はほとんど意識もなく、

ドクターからは

「会わせたい人がいたら今のうちに会わせてあげて下さい」

と言われ、

看護師さんからは

「呼吸器を付けるかどうか決めるのはご家族だけど、

あれだけひどい状態の口の中に、この冷たい機械を喉の奥まで押し込むのは、

どれほどの苦痛が伴うかと想像すると、かわいそうで私には辛すぎる…」

と耳打ちされたほど。


それが今では、こっそり梅干しをしゃぶる程になったんですもの。


前回の記事では、ストレスが溜まって気が滅入っていて、

みなさんにご心配をおかけしました。



今日は病院にいない時間が長かったので、気分すっきりです。


みなさんからのコメントは、愛と勇気と元気が貰えます。

勇気りんりん、アンパンマンみたいですね。


おはぎさん、親身になって心配して下さり、ありがとうございます。

親戚のお姉さんみたいなメッセージで、本当に嬉しかったです。



あのね、

今までずっと、私が姉のお泊りを断っていたんですよ。

だってね、

8月に8日間だけ退院した時、母と同居している姉は、

一切の世話に加え、昼も夜も、2時間起きにトイレに付き添い、頑張ってくれたんですもの。

姉がいつか倒れるのではないかと、どんなにか心配したことか。


看護師さんが何でもやってくれる病院のお泊りなんて、

あの時の姉の大変さに比べれば、たいしたことはありません。

それに、 母が帰るのは姉が待つ家。

私がこんなにしてあげられるのは、今しかないんですよね。


姉はハードな仕事を抱えていますし、まだ小4のこうちゃんがいます。

毎日学校から帰ると「お帰りなさい」と言ってくれたババがいなくなり、

姉が帰るまで一人ぼっちで留守番しているこうちゃん。

これ以上、寂しい思いはさせられません。


私の場合は、家事の全てをかぼ父さんがやってくれてますので、

私は家の心配をせずに病院にいることができるんです。

私って幸せでしょう?


もっとのろけてもいいですか?

かぼ父さんは、毎日欠かさず近所の神社にお参りに行ってくれているんだそうです。

勿論、私の母の回復を祈願しに。


今夜も私の為に、カレーチャーハンを作って食べさせてくれましたよ。

こんな旦那さん、なかなかいませんよね。

心からありがとうです。



母とずっと一緒にいると、私が知らない母を発見します。

あまり好ましくないというか、可愛くない母です。

ちょっと変じゃないかと姉に聞いたら、

「これ、いつもの普通の母です!」って。

そうか。

私は母と、もう25年も離れて暮らしていて、思い出は美化されているし、

今はお互い距離を持って接しているので、いい面しか見えていなかったんだ。


50年間一緒に生活している姉には、

遠慮なく我が儘を言ったり、文句を言ったり、聞こえない振りをしたりしている訳ね。

同じ娘でも、私は気楽な立場なんだなぁ。

改めて、姉に感謝の気持ちが湧いてきました。


日本中の、親と同居しているみなさん、本当にお疲れ様です!

姉も母に遠慮なく厳しいことを言いますので、聞いている私はハラハラなんです。


食べたいのを我慢している母の前で食事をするのはかわいそうで、

病室で食べることを控えている私ですが、

姉は平気でカップラーメンを食べます(笑)

「スープだけでもちょっと飲ませて」って母が言ったと、姉は笑ってました。

なんと残酷な…。


でも、母、面白い!


今夜は、母のお気に入りの男性看護師さんが、念入りに足のマッサージをしてくれたそうです。

肩の荷が、すっと軽くなった気がします。

看護師さん達に、明日から私の仕事が始まることを伝え、

これからのことをお願いしておきました。


指先が少し動くようになり、私がいない時は、ちゃんとナースコールを押しているみたいだし。

大きな気持ちで母を病院にお願いし、私は明日からまた、ちびっ子エキスを吸いまくります。


幼稚園も同じです。

我が子を心配し過ぎている母親の子は、なかなか慣れないし、元気に遊べない。

おおらかな気持ちで預けてくれる親の子は、伸び伸びしていますもの。

私もど〜んとおおらかな気持ちで行きましょう!



母がここまで回復できたのは、みなさんのパワーのおかげです。

本当に本当にありがとうございます。

でもまだ心配な肺炎。

水が溜まってるって、苦しいのかな?

どうぞ、治りますように。