ネットミーム(meme)ってご存知ですか?
ネット上の一枚の画像が、
様々なコラをされながら広まっていくことを、そのように呼ぶそうです。
かぼちゃんのこの写真もミームに使われ、
そのミームは「Doge」と呼ばれているそうです。
「Doge」と検索すると・・・・
コラされたかぼちゃんの画像が、恐ろしいくらい出てきます(((゜Д゜;)))
YouTubeで「Doge 」と検索してみても凄いことに(@_@;)
な・な・な~~んと、Wikipediaにも載っている\(◎o◎)/!
仮想通貨(ネット上で流通する貨幣)のシンボルにもなったそうです。
まあ、何のことやら理解不能ですが(T_T)
日本が新年を迎えた頃、
アメリカの「The Verge」というWebサイトに、
かぼちゃんの記事が掲載されました。
暮れも押し迫った頃に、メールでインタビューを受けたんですよ。
ええ、もちろん全て英語での質問です。
私が英語を話せる筈もなく、
ネットで翻訳してみても、へんてこりんな日本語になっちゃうし、
さあ、困った、困った(>_<)
でもね、
私には、通訳をしてくれる心強い友人がいたんです。
英語での質問を日本語に翻訳して友人から私に。
私の回答を英語に翻訳して友人からアメリカへ。
アメリカ→友人→私→友人→アメリカ→友人→私→友人→アメリカ→
この繰り返しを何度やったことでしょう。
そうです。
一番大変だったのは、この友人なんです。
記事を書いて下さったのは、Kyle Chaykaさんという方です。
先日我が家で撮影をしたCameronさんの写真も、
記事と一緒に掲載されています。
タイトルは「WOW THIS IS DOGE」
サブタイトルは
「This Dog Was About To Die. You Won't Believe What Happened Next.」
ぜひぜひ、ご覧下さい。→ →「The Verge かぼちゃんの記事」
私と同じで、英語がチンプンカンプンな方は、
友人が記事を翻訳してくれましたので、
こちらをお読みくださいませ。
↓ ↓
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
【ワオ!これがドッジ(doge)だ!】
‐この犬は死の一歩手前にいた。その後、起こった出来事を皆は信じられるだろうか-
昨年の8月、
51歳の幼稚園教諭Atsuko Satoは、
8歳の飼い犬「かぼすちゃん」の写真がネットで使われているのを見た時、はっとした。
「ただただ驚きました」
上品な、茶色い髪の佐藤さんは笑顔で思い返して話した。
「ネットでかぼちゃんの顔を見るのはとても不思議な感覚でした。
なんだか知らないかぼちゃんを見ているようでした」と。
柴犬の画像に、
カラフルなコミック体の文字で、
支離滅裂なコメントを並べるというインターネットミームの熱狂的なブーム。
かぼすちゃんがその「ドッジ(ドージ)」の顔になっていたことを、
彼女はその時はまだ気づいていなかった。
そのブームは画像の一角に「wow(ワオ)」と書き、
画像から連想される単語をsoやsuchなどの言葉を使って強調するという遊びだ。
「超恐怖」「めっちゃ粋」「すっごく技」など犬の独り言をシュールに表現している。
ソファの上で、眉をあげ、警戒するように手をクロスさせ、
口を引きつらせて、彼女のカメラに流し目をするかぼすちゃんの写真は、
突如としてケーキ、岩石、カナダの風景やクリスマス柄のセーターに使われた。
あのBitcoin(インターネット通貨)のライバルとして彗星のごとく現れ、
そのブームゆえ、
先日のインターネット通貨強盗に狙われたDogecoinのシンボルにも使われている。
かぼすちゃんは、アメリカとカナダの政治家を皮肉るのにも使われる程までなっている。
しかしながら、
彼女はかぼちゃんのへんてこな画像はいくつか見たことがあったものの、
Dogeミームについては、ほんの数週間前までまったく知らなかったのだ。
彼女は自分のかわいいペットの写真を、
ネット上で他の人とシェアしたかっただけだったのだ。
【超救済】
この毛むくじゃらさんは、
ここまでのネットブームを起こすことがなかったかもしれないのだ。
2008年11月、愛護センターからかぼすちゃんを家族として迎えられた。
そこまで迫っていた「死」の時から救済されたのである。
「かぼちゃんは、倒産した繁殖業者が処分の為に、
たくさんの柴犬仲間と共に動物愛護センターに持ち込まれ、殺処分寸前で助けられました。
多くの仲間たちは、虹の橋を渡りました。」と彼女は語る。
「愛護ボランティアによって<かぼす>(日本の柑橘類の一種)と名付けられました。
顔がかぼすのようにまん丸だからではないでしょうか?
とてもぴったりだったのでそのまま呼ぶことにしました」と。
地球の反対側、カリフォルニアでは、
同じように飼っている柴犬「スキ」がdogeミームに取り上げられたジョナサン・フレミングが、
柴犬と言う種の持つ性格について語った。
柴犬は一般的には「賢く、攻撃的で、ほかの犬にあまり馴染まない」のだと彼は言う。
「柴はとても原始的な種と考えられており、野生動物に近いとされています。」
柴犬の起源は紀元前3世紀にさかのぼり、森の中で狩猟をするために使われていた。
「性質が日本人に合っているのではないでしょうか」と佐藤さんは言う。
ラウラ・ペイトン著の「柴犬の飼い方マニュアル」によると
「とても素朴で、手を加えたり人工的でない、自然な美しさがある」のだと言う。
ミームがブームになるずっと前、
2010年2月23日に、あの決定的な写真はブログにアップされた。
彼女のブログは、
柴犬の写真と、2匹の飼いネコ「つつじ」と「ぎんなん」が
家族と東京郊外の家で仲良く暮らす様子でつづられている。
「愛されることを知らず育ったかぼちゃんですから、
家族の一員として、生涯愛情を注いでいきたいです。
かぼちゃんは一般的に言われている柴犬特有の性格とは大きく違い、
のんびり屋で非常に大人しく、写真を撮られるのも大好きです。」
と、彼女は説明した。
ブログの写真を見ればそれがよく分かる。
彼女は2009年6月にブログをスタートした。
その時から悪徳ブリーダーのこと、保護動物のことをもっと知ってもらいたいと言う思いがあり、
ペットブログランキングサイトに登録し、有名になっていった。
今ではすべてのペットブログの中で4位になっている。
(日本最大のブログランキング:人気ブログランキングより)
「幼稚園教諭ならではの優しい、やわらかな、あたたかみのある言葉がいいんですよ」と 、
柴犬仲間であり、ブログファンでもある日本人の巌更奈は、
かぼすちゃんブログの人気について話した。
「それに彼女は、二人の息子の母であり、
毎日仕事で帰りが遅い夫の妻であり、フルタイム働く兼業主婦であり、
そんなところがたくさんの人が親近感をもって読んでいるのだと思います。」
しかしながら、かぼちゃんと彼女が日本で有名なのは、
そのブログを通していわゆる「実在する存在」として有名なのであり、
西洋でのDegeミームの中のdogeとしての有名さとは全く異なるものである。
【かなりミーム】
Dogeミームは、ネット上ひとつの流れとして2010年10月にスタートした。
はじめはReddit(2ちゃんねるのようなサイト)で変顔のコーギーから始まり、
ここでdogではなくdogeと呼ばれるようになった。
その後2012年9月にはShiba Confessionsと言う名で、
柴犬の写真にカラフルなコミック体の文字を貼り付けるコミュに発展した。
http://shibaconfessions.tumblr.com/
Googleトレンドによると、
dogeへの関心は、
かぼちゃんがシンボルになる2013年7月までは平凡なものでだったことがわかる。
その後、かぼちゃんの顔は輪郭の部分が消され、
顔の真ん中の部分だけを使えるように加工され、猫からニコラ・ケイジにまで変身した。
コカイン常用者のトロント市長の顔も皮肉られ、
またテキサスの共和党上院議員までも、 その人気にあやかろうとしたのか、
イマイチのdege風ツイートをして、超保守的な党代表に注意を受けたほどだ。
ガウカーズ・アドリアン・チャンが記事にしたように、
dogeミームはインターネット文化の面白さを象徴する初めての例だ。
無意味で、非理論的で、不可解で、それでいて楽しく癖になるものだ。
Dogeにはある法則がある。言語学者も論じているが、
ほかのインターネットの流行に反して哲学的なアイディアの発信を可能にしているのだ。
「dogeミームただの流行というよりもっと詩的なものだ」とアナリー・ニューイッツは書いている。
今では政治家すらこの流行を利用していて、dogeミームは明らかに頂点を超えてきた。
しかしその一方で、
元々インターネットの中からいろいろなものが集まり、発生したものであるので、
まだまだ発展する可能性を秘めているとも言える。
画像を引っ張ってきて、そこに意味不明な言葉を並べる、
またこのdogeのようなブームが起こるかもしれない。
このブームの元を作ってくれた彼女とかぼちゃんには感謝しなければながないのだが、
本人は面白がっているだけではない。
「中には正直、不気味だと感じる作品もありますが、それもそれなりに笑ってしまえます。
みなさんの技術とセンスには驚かされています。」と話す。
「私の周りではミームを知らない人ばかりです。
アナログ人間の私には、正直なところ、まだよく理解できでいません。」
それにしてもこの急なブームは予測してなかったことだろう。
「ブログで毎日沢山の写真を公開しています。
当たり前のことですが、誰にでも見られてしまうという現実に愕然としました。
世界中のだれでも私の生活を見ることができるというリスクもあるのだと学びました」と、
彼女は説明してくれた。
【驚き】
サンフランシスコにある撮影機材レンタルの会社で働いていたカメラマンのジョナサン・フレミングは、
ある日同僚に呼び止められ、dogeミームを見せられた。
「僕が柴犬を飼っていると知っている同僚が『この柴を見てみろよ』と言ったページを見て
『それって僕が撮った写真だ!』と言ったんです。」
フレミングの5歳の柴犬「スキ」が紫のマフラーを巻いて
芸術的な街の明かりをバックに物思いにふける写真が、
典型的なdogeミームの素材として使われていた。
その写真は2010年2月、
コンパクトで、筋肉質な、たち耳のシャープな目をした愛犬「スキ」の画像を
毎週アップしたフレミングの企画のうちの1枚だった。
ある日、彼の妻がマフラーを誤って洗濯機にいれてしまった。
「人間に小さ過ぎるサイズに縮んでしまってね、
サンフランシスコにしては寒い冬だったからスキにあげたんだ。とってもよく似合っていたよ。」と
彼は当時を思い出した。
ある日の夕方の散歩でフレミングは街の明かりがとてもきれいで、
この構図を思いつき、撮影用のライトでスキをライトアップして撮影した。
キリリと佇む凛々しい表情のスキと毛玉だらけの縮んだマフラーの対照的な画は、
ミームにもってこいの題材になった。
「柴犬はとても堂々としていて、自信にあふれ、ともすればエラそうな態度をします。
だからこそ、面白い場面があるとそこ笑いが生まれるんです」と彼は言う。
「柴犬が面白いのは、目が真っ黒で、
白目がチラ見するときだけものすごく表情豊かに見えるところです。」
言われてみればかぼちゃんの写真でも、
白目が見えるときに何かを疑うような表情になっている。
「スキはとても自然でありのままの素晴らしいモデル犬だと学びました。
スキがポーズをしたかのように見える瞬間を、たまたまカメラに収めることができただけなのです。」
言い換えればdogeミームの写真はとても貴重な瞬間だったということである。
「スキの柴らしさにあふれる写真は山ほどもっていますが、
その中でバカバカしい写真は100枚ほどですよ。」とカメラマンは笑った。
Dogeに犬は今や現実社会でも広まった。
「スキを飼い始めた頃は柴はそれほど一般的ではなく
中には<shiba>と正しく発音できない人もいました。
ミームのおかげで変わりました。
スキと街を歩いていると皆『おっ、柴犬だ!』と言われるようになりました。」
フレミングは言う。
以前流行ったGrumpy Cat(気難しい猫)がアメリカのメディアを訪ね
ペットフードスポンサー契約を結ぼうとしたのとは違い、
スキもかぼすもその道を行こうとはしていない。
だがAtsuko SAtoには、この降って湧いたブームを利用したい目的がある。
「もっと多くの人に愛護センターのこと、悪徳ブリーダーのことを知ってもらいたいんです。
そして保護動物を助けることで、かぼちゃんを救ってもらった恩返しがしたいんです。
保護犬のかぼちゃんがお役に立てたら素晴らしいでしょう?」
どちらのShibeシベ(doge風に言ったがもちろん柴のことである)も、
インターネットのスターの道を歩んでいる。
そしてかぼちゃんの場合は、まったく違う方向に進んでしまったとも言える。
しかしながら、この犬たちのことを知ることになったと思えば、
このへんてこな英語の何千枚もの画像も、
保護犬が愛される家庭を見つける一助になるならば、とても価値があるものに見えてきた。
誰にも分からない。
あなたが救うその犬が次のdogeアイドルになるかもしれないのだ!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
私が伝えたかったことを、
しっかりと記事にしてくださったKyleさんに、心から感謝申し上げます。
そして、私の何倍も大変な思いをして、
インタビューと記事の翻訳をしてくれた友人「柴犬ブログ仲間のがんちゃん」に、
心からお礼を申し上げます。
がんちゃんと私、実はまだ一度もお会いしたことはないんですよ。
行ってみたいな、がんちゃんのいる島根県!!!
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ネット上の一枚の画像が、
様々なコラをされながら広まっていくことを、そのように呼ぶそうです。
かぼちゃんのこの写真もミームに使われ、
そのミームは「Doge」と呼ばれているそうです。
「Doge」と検索すると・・・・
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な・な・な~~んと、Wikipediaにも載っている\(◎o◎)/!
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まあ、何のことやら理解不能ですが(T_T)
日本が新年を迎えた頃、
アメリカの「The Verge」というWebサイトに、
かぼちゃんの記事が掲載されました。
暮れも押し迫った頃に、メールでインタビューを受けたんですよ。
ええ、もちろん全て英語での質問です。
私が英語を話せる筈もなく、
ネットで翻訳してみても、へんてこりんな日本語になっちゃうし、
さあ、困った、困った(>_<)
でもね、
私には、通訳をしてくれる心強い友人がいたんです。
英語での質問を日本語に翻訳して友人から私に。
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アメリカ→友人→私→友人→アメリカ→友人→私→友人→アメリカ→
この繰り返しを何度やったことでしょう。
そうです。
一番大変だったのは、この友人なんです。
記事を書いて下さったのは、Kyle Chaykaさんという方です。
先日我が家で撮影をしたCameronさんの写真も、
記事と一緒に掲載されています。
タイトルは「WOW THIS IS DOGE」
サブタイトルは
「This Dog Was About To Die. You Won't Believe What Happened Next.」
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【ワオ!これがドッジ(doge)だ!】
‐この犬は死の一歩手前にいた。その後、起こった出来事を皆は信じられるだろうか-
昨年の8月、
51歳の幼稚園教諭Atsuko Satoは、
8歳の飼い犬「かぼすちゃん」の写真がネットで使われているのを見た時、はっとした。
「ただただ驚きました」
上品な、茶色い髪の佐藤さんは笑顔で思い返して話した。
「ネットでかぼちゃんの顔を見るのはとても不思議な感覚でした。
なんだか知らないかぼちゃんを見ているようでした」と。
柴犬の画像に、
カラフルなコミック体の文字で、
支離滅裂なコメントを並べるというインターネットミームの熱狂的なブーム。
かぼすちゃんがその「ドッジ(ドージ)」の顔になっていたことを、
彼女はその時はまだ気づいていなかった。
そのブームは画像の一角に「wow(ワオ)」と書き、
画像から連想される単語をsoやsuchなどの言葉を使って強調するという遊びだ。
「超恐怖」「めっちゃ粋」「すっごく技」など犬の独り言をシュールに表現している。
ソファの上で、眉をあげ、警戒するように手をクロスさせ、
口を引きつらせて、彼女のカメラに流し目をするかぼすちゃんの写真は、
突如としてケーキ、岩石、カナダの風景やクリスマス柄のセーターに使われた。
あのBitcoin(インターネット通貨)のライバルとして彗星のごとく現れ、
そのブームゆえ、
先日のインターネット通貨強盗に狙われたDogecoinのシンボルにも使われている。
かぼすちゃんは、アメリカとカナダの政治家を皮肉るのにも使われる程までなっている。
しかしながら、
彼女はかぼちゃんのへんてこな画像はいくつか見たことがあったものの、
Dogeミームについては、ほんの数週間前までまったく知らなかったのだ。
彼女は自分のかわいいペットの写真を、
ネット上で他の人とシェアしたかっただけだったのだ。
【超救済】
この毛むくじゃらさんは、
ここまでのネットブームを起こすことがなかったかもしれないのだ。
2008年11月、愛護センターからかぼすちゃんを家族として迎えられた。
そこまで迫っていた「死」の時から救済されたのである。
「かぼちゃんは、倒産した繁殖業者が処分の為に、
たくさんの柴犬仲間と共に動物愛護センターに持ち込まれ、殺処分寸前で助けられました。
多くの仲間たちは、虹の橋を渡りました。」と彼女は語る。
「愛護ボランティアによって<かぼす>(日本の柑橘類の一種)と名付けられました。
顔がかぼすのようにまん丸だからではないでしょうか?
とてもぴったりだったのでそのまま呼ぶことにしました」と。
地球の反対側、カリフォルニアでは、
同じように飼っている柴犬「スキ」がdogeミームに取り上げられたジョナサン・フレミングが、
柴犬と言う種の持つ性格について語った。
柴犬は一般的には「賢く、攻撃的で、ほかの犬にあまり馴染まない」のだと彼は言う。
「柴はとても原始的な種と考えられており、野生動物に近いとされています。」
柴犬の起源は紀元前3世紀にさかのぼり、森の中で狩猟をするために使われていた。
「性質が日本人に合っているのではないでしょうか」と佐藤さんは言う。
ラウラ・ペイトン著の「柴犬の飼い方マニュアル」によると
「とても素朴で、手を加えたり人工的でない、自然な美しさがある」のだと言う。
ミームがブームになるずっと前、
2010年2月23日に、あの決定的な写真はブログにアップされた。
彼女のブログは、
柴犬の写真と、2匹の飼いネコ「つつじ」と「ぎんなん」が
家族と東京郊外の家で仲良く暮らす様子でつづられている。
「愛されることを知らず育ったかぼちゃんですから、
家族の一員として、生涯愛情を注いでいきたいです。
かぼちゃんは一般的に言われている柴犬特有の性格とは大きく違い、
のんびり屋で非常に大人しく、写真を撮られるのも大好きです。」
と、彼女は説明した。
ブログの写真を見ればそれがよく分かる。
彼女は2009年6月にブログをスタートした。
その時から悪徳ブリーダーのこと、保護動物のことをもっと知ってもらいたいと言う思いがあり、
ペットブログランキングサイトに登録し、有名になっていった。
今ではすべてのペットブログの中で4位になっている。
(日本最大のブログランキング:人気ブログランキングより)
「幼稚園教諭ならではの優しい、やわらかな、あたたかみのある言葉がいいんですよ」と 、
柴犬仲間であり、ブログファンでもある日本人の巌更奈は、
かぼすちゃんブログの人気について話した。
「それに彼女は、二人の息子の母であり、
毎日仕事で帰りが遅い夫の妻であり、フルタイム働く兼業主婦であり、
そんなところがたくさんの人が親近感をもって読んでいるのだと思います。」
しかしながら、かぼちゃんと彼女が日本で有名なのは、
そのブログを通していわゆる「実在する存在」として有名なのであり、
西洋でのDegeミームの中のdogeとしての有名さとは全く異なるものである。
【かなりミーム】
Dogeミームは、ネット上ひとつの流れとして2010年10月にスタートした。
はじめはReddit(2ちゃんねるのようなサイト)で変顔のコーギーから始まり、
ここでdogではなくdogeと呼ばれるようになった。
その後2012年9月にはShiba Confessionsと言う名で、
柴犬の写真にカラフルなコミック体の文字を貼り付けるコミュに発展した。
http://shibaconfessions.tumblr.com/
Googleトレンドによると、
dogeへの関心は、
かぼちゃんがシンボルになる2013年7月までは平凡なものでだったことがわかる。
その後、かぼちゃんの顔は輪郭の部分が消され、
顔の真ん中の部分だけを使えるように加工され、猫からニコラ・ケイジにまで変身した。
コカイン常用者のトロント市長の顔も皮肉られ、
またテキサスの共和党上院議員までも、 その人気にあやかろうとしたのか、
イマイチのdege風ツイートをして、超保守的な党代表に注意を受けたほどだ。
ガウカーズ・アドリアン・チャンが記事にしたように、
dogeミームはインターネット文化の面白さを象徴する初めての例だ。
無意味で、非理論的で、不可解で、それでいて楽しく癖になるものだ。
Dogeにはある法則がある。言語学者も論じているが、
ほかのインターネットの流行に反して哲学的なアイディアの発信を可能にしているのだ。
「dogeミームただの流行というよりもっと詩的なものだ」とアナリー・ニューイッツは書いている。
今では政治家すらこの流行を利用していて、dogeミームは明らかに頂点を超えてきた。
しかしその一方で、
元々インターネットの中からいろいろなものが集まり、発生したものであるので、
まだまだ発展する可能性を秘めているとも言える。
画像を引っ張ってきて、そこに意味不明な言葉を並べる、
またこのdogeのようなブームが起こるかもしれない。
このブームの元を作ってくれた彼女とかぼちゃんには感謝しなければながないのだが、
本人は面白がっているだけではない。
「中には正直、不気味だと感じる作品もありますが、それもそれなりに笑ってしまえます。
みなさんの技術とセンスには驚かされています。」と話す。
「私の周りではミームを知らない人ばかりです。
アナログ人間の私には、正直なところ、まだよく理解できでいません。」
それにしてもこの急なブームは予測してなかったことだろう。
「ブログで毎日沢山の写真を公開しています。
当たり前のことですが、誰にでも見られてしまうという現実に愕然としました。
世界中のだれでも私の生活を見ることができるというリスクもあるのだと学びました」と、
彼女は説明してくれた。
【驚き】
サンフランシスコにある撮影機材レンタルの会社で働いていたカメラマンのジョナサン・フレミングは、
ある日同僚に呼び止められ、dogeミームを見せられた。
「僕が柴犬を飼っていると知っている同僚が『この柴を見てみろよ』と言ったページを見て
『それって僕が撮った写真だ!』と言ったんです。」
フレミングの5歳の柴犬「スキ」が紫のマフラーを巻いて
芸術的な街の明かりをバックに物思いにふける写真が、
典型的なdogeミームの素材として使われていた。
その写真は2010年2月、
コンパクトで、筋肉質な、たち耳のシャープな目をした愛犬「スキ」の画像を
毎週アップしたフレミングの企画のうちの1枚だった。
ある日、彼の妻がマフラーを誤って洗濯機にいれてしまった。
「人間に小さ過ぎるサイズに縮んでしまってね、
サンフランシスコにしては寒い冬だったからスキにあげたんだ。とってもよく似合っていたよ。」と
彼は当時を思い出した。
ある日の夕方の散歩でフレミングは街の明かりがとてもきれいで、
この構図を思いつき、撮影用のライトでスキをライトアップして撮影した。
キリリと佇む凛々しい表情のスキと毛玉だらけの縮んだマフラーの対照的な画は、
ミームにもってこいの題材になった。
「柴犬はとても堂々としていて、自信にあふれ、ともすればエラそうな態度をします。
だからこそ、面白い場面があるとそこ笑いが生まれるんです」と彼は言う。
「柴犬が面白いのは、目が真っ黒で、
白目がチラ見するときだけものすごく表情豊かに見えるところです。」
言われてみればかぼちゃんの写真でも、
白目が見えるときに何かを疑うような表情になっている。
「スキはとても自然でありのままの素晴らしいモデル犬だと学びました。
スキがポーズをしたかのように見える瞬間を、たまたまカメラに収めることができただけなのです。」
言い換えればdogeミームの写真はとても貴重な瞬間だったということである。
「スキの柴らしさにあふれる写真は山ほどもっていますが、
その中でバカバカしい写真は100枚ほどですよ。」とカメラマンは笑った。
Dogeに犬は今や現実社会でも広まった。
「スキを飼い始めた頃は柴はそれほど一般的ではなく
中には<shiba>と正しく発音できない人もいました。
ミームのおかげで変わりました。
スキと街を歩いていると皆『おっ、柴犬だ!』と言われるようになりました。」
フレミングは言う。
以前流行ったGrumpy Cat(気難しい猫)がアメリカのメディアを訪ね
ペットフードスポンサー契約を結ぼうとしたのとは違い、
スキもかぼすもその道を行こうとはしていない。
だがAtsuko SAtoには、この降って湧いたブームを利用したい目的がある。
「もっと多くの人に愛護センターのこと、悪徳ブリーダーのことを知ってもらいたいんです。
そして保護動物を助けることで、かぼちゃんを救ってもらった恩返しがしたいんです。
保護犬のかぼちゃんがお役に立てたら素晴らしいでしょう?」
どちらのShibeシベ(doge風に言ったがもちろん柴のことである)も、
インターネットのスターの道を歩んでいる。
そしてかぼちゃんの場合は、まったく違う方向に進んでしまったとも言える。
しかしながら、この犬たちのことを知ることになったと思えば、
このへんてこな英語の何千枚もの画像も、
保護犬が愛される家庭を見つける一助になるならば、とても価値があるものに見えてきた。
誰にも分からない。
あなたが救うその犬が次のdogeアイドルになるかもしれないのだ!
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私が伝えたかったことを、
しっかりと記事にしてくださったKyleさんに、心から感謝申し上げます。
そして、私の何倍も大変な思いをして、
インタビューと記事の翻訳をしてくれた友人「柴犬ブログ仲間のがんちゃん」に、
心からお礼を申し上げます。
がんちゃんと私、実はまだ一度もお会いしたことはないんですよ。
行ってみたいな、がんちゃんのいる島根県!!!
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コメント
コメント一覧 (5)
毎日、拝見させて頂いて、かぼちゃん、ぎんちゃん、ちーちゃん達に、いつも癒させてもらってます。他にも、特に、昔、ずっと飼ってた事もあり、柴犬達の飼い主さんのブログにも、顔をほこらばせて、
にやにやしております。
今日の記事、只今、アメリカに住んでるのですが、私も存じ上げてなくて、今日始めて、その存在を教えていただきました。
日本にもはや10年帰国してないので、浦島花子ですが、ブログから拝見する日本の風景もうれしいです。
うちには、鳥が、2羽(犬の様な行動をするんです)と、外に、猫2匹(うちの所有ではないのですが、去勢や朝晩の餌やり、虫除けドロップ、ワクチンしてます)、家の中で飼えないので、誰か飼ってもらえる日を夢見て、面倒みさせてもらってます。。が、現実は、難しいようです。。長々と書いてしまいましたが、これからも、楽しく拝見させていただきますね。2014年、ご家族皆様が、健康で、幸せな年をなりますように。
でも、かぼちゃんの流し目は・・・・可愛い!!
同じ柴犬でも・・・・ムクには無理です・・・
でもネットの持つ力の大きさを改めて感じますね
う・・ん恐い面もあるけど・・。
実名出てしまったりして・・・・。
すごいけど・・私は今までどおりのかぼすちゃん一家のファンで
関西から応援しております。
す、すごい!
無断で転載したり、ましてやひとのペットをフリーのコラ素材にしちゃうのは賛否両論はあるとは思いますが…
Dogeのブームはものすごいんですけど、それよりずっと前から
外国のかたにも柴犬がけっこう人気で、特にかぼちゃんの画像は
かわいい!私もいつかshibaを飼うのが夢!キュート!なんていうコメントとともに
何年も前からもともと特別な反響があったんですよ。
英語で発信されてる柴飼いの有名なブロガーさんもいますが、
毎日無数に転載される柴犬画像のなかでも、日本語ブログなのに
かぼすちゃんと、「柴犬マコと、」のマコちゃんだけがリブログ(ツイッターでいうRTみたいなもの)の数が桁違いにすごかったんです
かぼちゃんは世界一かわいい柴犬ですから当然ですね!
それに撮ってくれる人が大好きだなっていうのがはっきりわかるくらい、表情が最高なんです!
外人さんにもやっぱり違いがわかるんだなとずっと思ってました。
一過性のブームをおもしろがってる外人さんだけじゃなく、
かぼちゃんを見たら好きになっちゃう外人さんはすごく多いです
お正月休みに記事を拝見し、あらためて今日じっくりと読ませていただきました。
そして、なぜこれほどこちらのブログに心癒され、そして何より温かい心を持つことが出来るのか?
その答えを再認識出来ました。
もっと多くの人に愛護センターのこと、悪徳ブリーダーのことを知ってもらいたいんです。
そして保護動物を助けることで、かぼちゃんを救ってもらった恩返しがしたいんです。
保護犬のかぼちゃんがお役に立てたら素晴らしいでしょう?」
そう、「恩返し」。
かぼちゃんの命を救った事に満足するのではなく、その先にある出会いとそのご縁に対する「恩に報いたい」というかぼす母さん&父さんの想いが写真や文章にしっかり宿っていることを今一度噛みしめたいと思います。
これから、この記事を契機に人間のエゴや欲からひとつでも多くの命が救われ、そして幸せをつかむペット達が増えますように。
そして何より、そうした不幸な運命のペットが一日も早くいない社会となりますように
「ネット社会の一期一会」に感謝。